ベネズエラ大統領連行という衝撃のニュースから、2026年の世界潮流を読み解きます。主権侵害の議論を越え、なぜ今「強制的なリセット」が必要なのか。エコノミスト誌の予言と、私たちがこの激動の時代を優雅に生き抜くためのマインドセットを綴ります。
序章:激動の幕開けを静観して
2026年、新しい年が明けて早々、世界はあまりにも劇的なニュースに揺さぶられました。 (NanoBananaの画像なので文字おかしいですが・・・)

南米ベネズエラの大統領が、麻薬密輸の容疑でアメリカ当局に連行されたという報せ。まるでハリウッド映画のクライマックスを見せられているかのような、現実離れした光景。しかし、それは紛れもない「現実」として、私たちの目の前に突きつけられています。
このニュースに触れたとき、多くの人々が驚き、あるいは恐怖を感じたかもしれません。あるいは遠い別絵界の出来事のように感じたかもしれません。
けれど、常に世界の潮流を俯瞰し、ビジネスという戦場で戦う私たちには、少し違った景色が見えているはずです。それは、長く続いた「矛盾」が限界を迎え、強制的なリセットが行われた瞬間に他ならないからです。
今日は、この衝撃的な出来事を単なる国際ニュースとしてではなく、組織、国家、あるいは私たち個人の生き方にも通じる「再生のための痛み」という視点で紐解いてみたいと思います。
第1章:「主権」という名の檻
当然のことながら、今回のアメリカの強硬な動きに対しては、世界中から賛否両論が巻き起こっています。「主権国家への明白な侵略だ」「許されざる内政干渉だ」。リベラルな視点、あるいは国際法の観点から見れば、その批判は正論であり、一つの真理でしょう。
しかし、私はふと立ち止まり、問いかけたくなります。 「その『主権』は、一体誰のためのものなのか?」と。
もし、その主権という言葉が、一部の権力者が国民を搾取し、私腹を肥やすための隠れ蓑として使われているとしたら。もし、その美しい言葉が、国民を貧困と恐怖という檻に閉じ込めるための錠前になっているとしたら。
外から鍵を壊してでも、その扉をこじ開けることは「悪」なのでしょうか。
私は今回の件を見て、ある冷徹な事実を突きつけられた気がしました。それは、「一線を越えなければ、窮地から抜け出す手段が永遠に失われることがある」という現実です。
綺麗事だけで世界は回りません。時には、ルールや常識という「一線」を越える強引な力が働かなければ、腐敗しきった構造をリセットできない。悲しいことですが、それが歴史の教訓であり、今のベネズエラが直面している真実なのだと感じざるを得ません。
第2章:富を持ちながら、豊かになれなかった理由
ベネズエラという国を振り返るとき、そこにはビジネスを行う私たちにとっても、あまりに大きな教訓が眠っています。
かつて、この国は世界最大級の原油埋蔵量を誇る、南米の富める国でした。大地に眠る黒い黄金。それは国民全員を一生遊んで暮らせるほどの豊かさへと導くはずのチケットでした。 しかし、現実はどうでしょう。ハイパーインフレ、物資不足、そして国民の国外脱出。なぜ、これほどの転落劇が起きたのでしょうか。
その答えは、「本当の価値」がどこにあったのかを見誤ったことにあります。
ベネズエラの原油は「重質油」と呼ばれ、そのままでは使い物になりません。アメリカのオイルメジャーが持つ高度な精製技術と、莫大な投資があって初めて、市場で売れる「商品」としての価値を持っていたのです。 しかし、それを「資源ナショナリズム」の名のもとに半ば強引に国有化した結果、欧米からの技術と資本は潮が引くように去っていきました。
残されたのは、自分たちでは十分に扱いきれない原油と、非効率な国営企業だけ。肝心の国富の源泉は枯れ、チャベス大統領の死後、国家運営に行き詰まった政権は、ついに禁じ手である「麻薬密輸」に手を染めることになります。
これは、私たち個人にも言えることではないでしょうか。 「私には才能がある」「私にはリソースがある」。そう過信し、周りの協力や環境への感謝を忘れ、自分だけで全てをコントロールしようとした瞬間、その輝きは失われます。真の豊かさとは、自分の持てるものを、他者の力と掛け合わせ、循環させる中でこそ生まれるものなのです。
第3章:キューバに見る「清貧」という名の虚構
視線を、同じカリブ海に浮かぶ社会主義国家、キューバへと移してみましょう。 私は実際に現地を訪れたわけではありませんが、かの国から聞こえてくる現状は、ベネズエラの悲劇と不気味なほど重なる構造的欠陥を示唆しています。
キューバといえば、クラシックカーが走るノスタルジックな街並み、そして世界的に有名な葉巻とラム酒。一見すると、独自の文化を守り抜くロマンチックな国に見えるかもしれません。 また、農業においては「有機農業の先進国」として称賛されることもあります。「無農薬」「オーガニック」。今のトレンドに合致した、素晴らしい取り組みのように聞こえます。
しかし、その実情を知れば知るほど、胸が締め付けられるような現実が浮かび上がってきます。 彼らが無農薬である理由。それは、思想的な選択の結果ではなく、単に「農薬や化学肥料を海外から買う外貨がない」からに他なりません。それは「選択されたオーガニック」ではなく、「貧困による必然」なのです。
今回の事態を受け、トランプ前大統領はキューバに対しても強い警告を発したと報じられています。 その背景にあるのは、やはり「内側からの変革の不可能性」でしょう。
現地の内情に詳しい人々の話では、キューバ国内での政権批判はタブー中のタブー。公用語であるスペイン語で政治的な不満を漏らすことは、即座に身の危険に繋がります。 たとえそれが、私たちのような外国人が話す日本語であったとしても、今や高度に発達したAI翻訳技術による監視網からは逃れられないでしょう。
言論が封じられ、批判が許されない社会。 そこで国家が水面下で、サイバー攻撃や暗号通貨のハッキング、あるいは麻薬の密造といった「闇のビジネス」で延命を図っていたとしたら。国民がそのシステムの人質となり、知らず知らずのうちに犯罪国家の一部に組み込まれているとしたら。
その状況を、内側から変えることは、もはや不可能なのです。
第4章:座して死を待つか、痛みを伴う再生か
自浄作用を失った組織や国家が辿る末路は、二つしかありません。 一つは、緩やかに腐敗が進み、最後は誰にも看取られることなく崩壊する道。 もう一つは、外部からの強烈なインパクトによって、強制的に解体され、再生へと向かう道。
今回のアメリカによる介入は、まさに後者でしょう。 それは確かに「主権侵害」かもしれません。しかし、機能不全に陥ったシステムを正常化するためには、誰かが泥をかぶり、批判を恐れずに「一線」を越える必要があった。そう解釈することもできるのです。
これを、私たちのビジネスや人生に置き換えてみてください。 現状維持にしがみつき、なんとなく上手くいっていないことを見て見ぬふりをする。変化を恐れ、緩やかな衰退を受け入れる。それは、ある意味で「平和」な選択かもしれません。
しかし、真にラグジュアリーな人生、つまり「自分の意志で選び取る人生」を歩もうとするならば、時には自分自身に対して「侵攻」する勇気が必要です。 慣れ親しんだ環境を捨てる。痛みを伴う決断をする。誰かに批判されることを恐れず、自分の信じる正義のために一線を越える。
ベネズエラのニュースは、遠い国の出来事でありながら、日本の100年先の子供達のことを考えると遠い国の話ではなく、またビジネスにおいては私たちに対して「お前は今のままでいいのか?」「変革を恐れていないか?」と問いかけているように思えてなりません。
第5章:予言された未来・「エコノミスト2026」

それにしても、この一連の動きを静観していて、ふと背筋が寒くなる瞬間があります。 私の脳裏に浮かぶのは、あの一枚の絵です。
毎年、その年の世界情勢を暗号のように予言すると話題になる雑誌、『The Economist(エコノミスト)』の表紙。 「The World Ahead 2026」。
そこに描かれていた不可解なシンボル、配置された色彩、そして意味深なメッセージ。 当時は「都市伝説のようなもの」として語られていたそれらが、まるで事前に書かれたシナリオをなぞるかのように、一つ、また一つと現実になっていくのを目の当たりにしています。
ベネズエラの件も、南米の混乱も、そしてこれから起こるであろう金融やテクノロジーの劇的なシフトも。全ては、あるべき場所へと収束していく巨大な流れの一部なのかもしれません。
私たちは今、誰かが描いた壮大なシナリオのただ中にいるのでしょうか。 それとも、人類の集合的無意識が、こうした未来を選び取っているのでしょうか。
あの表紙をもう一度、凝視してみてください。 そこには、今日起きたことだけでなく、明日私たちが直面する「次なる現実」が描かれているかもしれません。
結び:混沌の海を、羅針盤を持って進む

世界は今、確実にフェーズを変えようとしています。 これまでの常識、通貨の価値、国家のあり方、そして個人の幸せの定義。全てが音を立てて崩れ、再構築されていく過渡期に私たちは生きています。
だからこそ、Luxury Women’s Business Academyに集う皆様には、惑わされない「審美眼」を持っていただきたいのです。
ニュースの表面的な是非に振り回されるのではなく、その奥にある「なぜ、今それが起きたのか」「そこから何を学べるのか」という本質を見抜く目。
一線を越えることを恐れない強さと、変化を味方につけるしなやかさ。 それさえあれば、どんなに世界が揺れ動こうとも、私たちは優雅に、そして力強く、自分だけの航路を進んでいくことができるはずです。
2026年、激動の幕開け。 このドラマティックな時代を、特等席で楽しみながら、私たち自身のブランドをしっかりと磨き上げていきましょう。
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