立春とは
おはようございます。
食空間プロデューサーの松永寛子です。
2月4日は立春です。節分の次の日がちょうど立春となっていますが、立春とはどのような日なのでしょうか?
立春とは
立春とは、暦の上での春の始まり。
二十四節気の一つでもあり、冬至から春分へのちょうど中間にあたります。
前日の2月3日の節分は「季節を分けること」とされ、
現在は12月31日が大晦日、1月1日が新しい年の始まりとされていますが、旧暦(中国・日本の太陰太陽暦)では2月3日が大晦日、2月4日が始まりとなります。(旧暦の場合には太陽の動きと関係するのでずれもあります。)
つまり、節分で豆まきをして邪気を払い、新年に福を呼び込む、現在の大晦日、元日になる大切な日とされていました。(旧暦の正月=立春ではありません)
立春の朝に【立春大吉】というお札を禅寺では門に張り付けるという習慣があります。
これは【立春大吉】の文字を縦に書いたとき、表から見ても裏から見ても同じ【立春大吉】と読めることから、
門をくぐって家に入ろうとやってきた鬼がふと後ろを振り返った時、また【立春大吉】のお札が見えたため、まだ門をくぐっていないと勘違いをして門から出て行ったというエピソードがあり、厄払いとしてお札を貼る習慣があるそうです。
立春のテーブルコーディネート
梅文様のお皿や明るい漆器、簾風のお弁当箱に
縁起の良い【立春大吉】のお札風の飾りを作りアクセントとして加えた
立春のテーブルコーディネートです。
今回作りましたお札風の飾りは特別な道具もいらず、とっても簡単!
ぜひ作ってみてくださいね↓
Klastyling 立春のテーブルコーディネート お札風飾りの作り方
テーブルコーディネート:食空間プロデューサー 松永寛子
今回のコーディネートに使用した食器
新年 家族の健康と幸せを祈って箸袋を手作りしませんか?
おはようございます。
食空間プロデューサーの松永寛子です。
クリスマスも終わり、ツリーやデコレーションの片付けを済ませたら
新年を迎える準備。
家族にとっても自分自身にとっても新しい一年を
健康で素敵な一年にしたい・・そんな思いはみな一緒ですね。
私は元旦の朝を大切にするようにしています。
お休みの日でも早起きをして、
丁寧に一番だしを取りお雑煮を作る・・・というのが定番。
ハワイにいても怠ったことがありません((笑)
そこまでしなくても・・・
今日は、大切な元旦の朝に・・・簡単にできる年神様の迎え方のひとつをご紹介したいと思います。
【お正月 家族の健康や幸せを祈って箸袋を手作りしてみませんか。】
◆元旦の朝は年神さまをお迎えして一年の家族の健康と幸せをお祈りします。
大切な1年の始まりに、箸袋を手作りしてみませんか。
お正月のお箸は柳の両切の丸箸を使用します。柳は神聖な木とされ、神事、仏事の際に使われます。また、両切というのはどちらも使用できるように先が細くなっているもので、片側は神様が、もう片側は自分で使用する、元旦に神様を契りを交わすという意味があります。
新年 箸袋の作り方
1、たったこれだけ!箸袋の材料
1、懐紙
2、和紙(1と同じ大きさに切り人数分)
3、水引
(しっかり厚みのある和紙なら1枚でも作れます。)
2、紙を5~6mmずらして斜めに置く。
3、幅3,5cm~4,5cmに左から右へひと折、幅のところで左へひと折する。
4、右から左へひと折したら、6~7mmずらして右へひと折、斜めにずらしながら折ります
5、下の部分を後ろへ折る。
6、水引を結んで完成。
7、ご祝儀袋などの水引を活用すれば、結び方がわからなくても作れます。
(その時は裏側の止めてあるテープなどをはがしてちょうどよい長さに切り、またテープで止めるだけです。)
◆無事にお正月を迎えられたことに感謝して、また一年幸せで過ごせますように願いを込めて・・・。
食と空間のスクールTABLESALON
和・洋 のテーブルコーディネートとおもてなしのお料理が学べる教室
暮らしの歳時記や行事について、コーディネートや器についてなどを学ぶ教室
4月 春からがスタートのクラスもあります。
お申込みは1月15日より満席になり次第キャンセル待ちとさせていただきます。
冬至とは
食空間プロデューサーの松永寛子です。
冬至とは
冬至とは二十四節気のひとつで1年のうちで一番日照時間が短く、夜が長いとされている日です。
古代中国では、夏至は太陽の運行の起点=歴の始まりとされており、【冬至節】として天を祭る行事が行われる大切な日でした。
『易経』(占いに用いられた古代中国の書)では、
「一陽来復」といい、「よくないことが続いた後、物事が良い方向へ向かっていく」という意味があります。
冬至 いつ?
旧暦のため12月の22日ごろとなりますが、
2017年は12月22日。
4年に一度の閏年に冬至が12月21日になり、そのほかの年は22日になるようです。(2027年まで)
冬至ってどうやって過ごすの?
柚子湯に入る
冬至に柚子湯に入ると風邪をひかないと言われています。
冬至が過ぎると寒さが厳しくなるので冬を無事に乗り越えられるようにとの願いが込められています。
柚子湯の作り方
洗った柚子を丸ごと、または半分に切って種を除き(つまりの原因にもなるので洗濯ネットなどを利用してもよいでしょう。)、湯船に浮かべるだけ。
血行促進効果があり、冷え症、腰痛、神経痛に良いとされています。
また、皮の部分にある香りでリラックス効果も期待できます。
(お肌が敏感な方は柚子の皮の部分をほんの少しナイフで剥いたものだけを入れてもよい香りが楽しめますよ。)
〈ん〉のつく食べ物を食べる
冬至にはかぼちゃを食べると風邪をひかないという言い伝えがあります。
かぼちゃ=南京(なんきん)
なんきん、きんかん、ぎんなん、にんじん、うどん・・・・・・など。
また「とうじ こんにゃく すなはらい」というこ言葉もあります。
こんにゃくには整腸作用があり、
冬至にこんにゃくを食べると体の砂をはらう、とされ一年の終わりに身体をきれいに整える、という意味があります。
そのほか、小豆は邪気を払うと言われ、小豆粥、お赤飯なども冬至の食べ物とされています。
簡単に作れる!冬至ごはんとHOTドリンク
柚子湯に入れる前に柚子の皮を少し取っておいて毎日の食事作りに!おもてなしに!利用しましょう。
柚子・ベーコン・白菜のパスタ
かぼちゃ・銀杏・レンコンのボリューム温サラダ
はちみつ柚子ホットドリンク
レシピ・写真 準備中・・・・・・順にアップしますので少しお待ちください。
食と空間のスクールTablesalon
季節の行事や歳時記、マナー、コーディネートが学べる
テーブルコーディネート教室【食空間コーディネート教室】
知っているだけで自信につながる!
暮らしの楽しみ方が変わってくる・・・。
何気なく暮らしていたのが、季節を生活に取り入れることで毎日はもっときらきらと輝いてくるはず。
ケの日晴れの日 ってどんな日???
こんにちは。食空間プロデューサーの松永寛子です。
年末年始に向けての情報を発信していきます。
よろしければ、お時間のある時にでもお読みくださいね。
ケの日 晴れの日 何か聞いたことがあるけどどんな日なの???
ケ とは
日常の時間・空間のことで『褻』と書きます。これは、身に着けるもの、衣や肌着を意味しています。
晴れ とは
冠婚葬祭や祝祭など非日常的で特別な時間・空間のことです。晴れ着を着たり、晴れ舞台、といい方もありますね。
日常は贅沢や遊びを謹んで地道に働くことを良しとし、
祭りやお正月、節句などの特別な日は、ごちそうを食べたり祝宴を開いたりします。
もともと農耕民族であった日本人は、さまざまな年中行事や祭礼でケの日常にメリハリをつけ娯楽や遊興の時間を持つことで新たなエネルギーを得ていたと考えられています。
現代でも日々の暮らしと遊びや祝宴のときとではメリハリが必要ですね!
テーブルコーディネートやお部屋のしつらえにおいても
選ぶ器、クロスなどの日常遣いに適しているものとお正月などの晴れの日にふさわしいものがあります。
その組み合わせもちぐはぐにならないように注意が必要ですし、格式を合わせることでテーブルコーディネートも
すっきりと違和感なくまとまるものです。
食からライフスタイルをご提案
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二十四節気とは?
こんにちは。食空間プロデューサー松永寛子です。
今日は、先日のレストランの回でも出てきた二十四節気についてお伝えしますね。
二十四節気とは
地球から見て太陽が移動する天球上の通り道を『黄道』といい、この黄道の上に24の基準点を設け、太陽がそれらを通過する24の日付に季節の名前を付けたものです。
旧暦では歴と太陽の運行との間に1年で11日ものずれが生じ、農業をするうえでも「いつから種まきをしたらよいか・・・」など正確に知ることができなかったため、太陽を中心に中国で考え出されたものといわれています。
日本の農作業スケジュールとは少しずれがありますが、日本の気候に合わせて目安となるよう作られた【雑節】というものもあります。こちらはまた後日ご説明いたしますね。
昼と夜の長さが同じになる【春分】、【秋分】、昼の時間が最も長くなる【夏至】、夜の時間が最も長くなる【冬至】なども
二十四節気のひとつです。
立秋を過ぎたら
『暑中見舞い』→『残暑見舞い』
となるなど、二十四節気は知らず知らずのうちに私たちの生活の節目となっています。
季節 | 二十四節気名 |
季節 |
二十四節気名 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
春 | 初春 | 立春 | 2/4頃 | 秋 | 初秋 | 立秋 | 8/8頃 |
雨水 | 2/19頃 | 処暑 | 8/23頃 | ||||
仲春 | 啓蟄 | 3/6頃 | 仲秋 | 白露 | 9/8頃 | ||
春分 | 3/21頃 | 秋分 | 9/23頃 | ||||
晩春 | 清明 | 4/5頃 | 晩秋 | 寒露 | 10/8頃 | ||
穀雨 | 4/20頃 | 霜降 | 10/23頃 | ||||
夏 | 初夏 | 立夏 | 5/6頃 | 冬 | 初冬 | 立冬 | 11/8頃 |
小満 | 5/21頃 | 小雪 | 11/23頃 | ||||
仲夏 | 芒種 | 6/6頃 | 仲冬 | 大雪 | 12/7頃 | ||
夏至 | 6/21頃 | 冬至 | 12/22頃 | ||||
大暑 | 小暑 | 7/7頃 | 晩冬 | 小寒 | 1/6頃 | ||
大暑 | 7/23頃 | 大寒 | 1/20頃 |
新暦の日付は目安です。
上記の表のように春夏秋冬を初・仲・晩と3つに分け、それぞれをさらに2つに分ける形となり約2週間ほどの期間に季節感あふれる名前がついています。
季節のテーブルコーディネートやお部屋のしつらえの参考になりそうです。